久しぶりにBSですが

youtubeの動画
英雄伝説
を拝見しました(他にもエンディング1,2など)

一般の方の動画を紹介するのはどうかなと思いましたが
この方の編集には私の琴線に触れるものがあり、また
既に完結した昔の作品でもありますので紹介することにしました

BSは私にとって特に思い出深い作品です
当時は色々な事があって人間不信に苦しんでいた中で
リースやティアンナやリネットたちの優しさに私自身が救われたという・・
何年たとうと、そこに息づくキャラクター達への思いは、変わることがありません

発売されてからすでに10年以上にもなるのに、
未だにこうして丁寧で心のこもった動画作成をされている
その原動力が、「共感」なのだと思います
ああ・・・この感動はいったいなんなんだ(笑)

(4/20追記)
同じ方の投稿動画
フェイの軌跡

フェイたんハァハア‥

というのはさておき
ドットアニメは今見ても素晴らしい
3Dにはない手作りの良さ
まさに職人技と思います

それにしてもフェイは可愛いなあ
キャラデザさんの賜物です
>
確かにそうですね
この方は音楽の使い方がお上手です
原曲の魅力が大きいのは言うまでもないですが、
>
動画を見るのは友人に薦められたものだけです
勝手に改ざんされてギャグにされている様なのは
ちょっとアレかな
いくら再生数が多くともやっぱり不快ですしね
(特定の動画を指しているわけではありません)

朝霧山荘グランドフィナーレ

第一幕:なごり雪
2月下旬。東京近郊の墓地。理沙が花束を持って墓石の前にいる。 朝方から降り続いた雪があたり一面を覆っている。 理沙のオレンジ色のコートにも白い雪が降り積もる。 それでも彼女は払おうとしない。一人墓石に語りかけている。

「山田さん。毎日おしかけてごめんなさい。 迷惑かも知れないけど、もう少し我慢をしてください。 だって少しもお話をしないうちに、あなたは遠くへ行ってしまったんだもの
わたし‥山田さんが先輩を殺しただなんて一度だって思いませんでした。 あなたが優しい人だってことは最初からわかってました。 それなのに黒井さんや偽オーナーがあなたを疑った時、 心では『ちがう、ちがう』って思いながら、何一つ弁護してあげられなかった
本当はね、山田さん‥‥」

そう言いかけた時、墓地の坂を上ってくる男の姿が見えた。
「黒井さん?」
「やあ、理沙ちゃんも来てたのか」
黒井も理沙の姿に驚いたようだ。事件以来の再会である。

「私も山田君に詫びようと思ってね。自分のウカツさがまったく嫌になる。 警察には辞表を出したよ。前から思っていたことだが今回の事でつくづく思い知った。私は刑事に向いていないよ、アハハ」
「それでこれからどうされるのですか?」
「まだ決めてない。できれば小さな本屋か喫茶店でも始めようかと思っているんだが」
「それなら!」
理沙は父親が黒井にとても感謝していて、一度会いたいと言っていると伝えた。
形の上では理沙を守ったことになっているから父親としては当然かも知れない
「ぜひお礼をしたいと言っていましたし、父なら黒井さんのお役に立てるかも知れません」
「うーむ。じゃ一度お目にかかってみようかなあ‥別に礼なんていらないけどね、ハハハ‥(実はとても期待している)」
===============
第二幕:桜吹雪
4月初旬。東京。表参道の桜並木。たくさんのカップルが歩いている。
その中に橘と真綾の姿がある。真綾はとても緊張している面持ち。どうやら初めてのデートらしい。 その二人を遠くから見つめている人影がある。物陰に隠れていかにも怪しい。
通行人は怪訝な顔で見つめているが 本人は二人を見つめるのに必死で気づいていないようだ。 橘と真綾は1時間ほど前に大学前で待ち合わせ、つい先ほどまで楽しそうに喫茶店で話してた。めっちゃムカツク

「真綾ちゃん、楽しかったよ。今日は付き合ってくれて本当にありがとう」
「あっ、いえ‥私こそ楽しかったです。ありがとうございました!」
「真綾ちゃんは素直で可愛いな。そんなところは兄さんとそっくりだね」
「あ‥‥それは喜んでいいのかナ‥お兄ちゃんは人が良すぎるって‥‥友達からは天然だって言われてるし」
「アハハ、もちろん喜んでいいんだよ。人を疑らないでも生きて行けるのは幸せなことだ。 君たち兄妹を見ていると本当にそう思う。自分の醜さが嫌になるほどだ」
「三神さんが醜いだなんて!そんなことは絶対にありません!だって三神さんは私たちの‥‥私の‥ナイトだから‥」
(そう言って真綾は顔を赤らめた)
「ありがとう真綾ちゃん。でもナイトはそろそろ国に帰らなきゃいけない。真綾ちゃんとも今日でお別れなんだ」
「え!?‥‥」
「喫茶店でも話したように僕は東大で数学を教えているが4月からは英国に招聘されてOxfordで研究生活に入る予定だ。 人類最後の難問と言われる<アルベルト定理>を僕の手で解き明かしたいと考えている。ずっと前からの夢だったんだ。
最低でも3年は帰らない。解明するまでは研究室に籠って外に出ることもしない。だからキミとももう会えない。日本での最後のひと時に君のような素敵な女の子と会えたことは、僕の生涯の思い出になるだろう」
橘(偽名)はそう言うと真綾に手を差し伸べた。握手をしようということらしい

真綾はあまりのことに呆然としている。 橘は身動きできないでいる真綾を優しく抱きしめて、「じゃあ、元気で」と言って立ち去ってゆく。 ただ見送ることしかできない真綾。涙が止めどもなく溢れだす。やがてしゃがみこんで両手で顔を覆う。桜吹雪が彼女を包む

橘は振り向きたい衝動を抑えながら一人つぶやく
「あの九条という警視は確かにヤバイ。しばらく身を潜めるしかないだろう。 真綾ちゃんは惜しいが俺にはちょっと幼すぎる。遠くから俺を睨み付けているアニキも哀れだしな‥ふっ」

「くそぅ! あの悪党めッ!」
泣きじゃくる妹の姿にいたたまれなくなった祐樹が飛び出そうする
と、そのとき、
「高嶋さん?」
と聞き覚えのある声がした。

「どうしたんですか?こんなところで?」
「り、理沙ちゃん!?」
理沙は新宿に用があってたまたま通りかかったらしい
祐樹は妹と同年代の理沙なら相談に乗ってもらえると思い事情を話しすことにした
正直、今の真綾にどう言って慰めたらいいのかわからない。
理沙は少し物思いにふけったような表情をしたあと、笑顔で答えた
「良いお店を知っているんです。妹さんも誘って一緒に行きませんか?」

============================
第三幕:木漏れ日)
東京。新宿。戸塚町 理沙に連れられた先には赤いレンガの古風な建物があった。 一階は推理小説専門の貸本屋で二階は喫茶店のようだ。 英国ヴクトリア朝時代を思わせる雰囲気の作りだが、建物自体は最近改装されている
吊り下げられた看板には「珈琲館 四つの署名」とある。 入ると店内は学生たちで結構にぎわっている。 驚いたことに黒井警部が慣れない手つきで客の応対をしていた。 3人を見て驚いた声をあげる

「高嶋‥‥じゃなくて橘くんかあ。まったくややこしい。今は手が離せないから二階で待ってくれ」
二階に上がると、ここも学生客でいっぱいだ。 片隅のテーブルに腰を落ち着けてカウンターを見ると、なんと松村氏がいるではないか! 若い女性客が多いのはどうやらそのせいらしい
松村は二人に気付くと慌ててやってきた
「いやあ、忙しくて大変ですよ。もうすぐ舞台が始まるっていうのに黒井さん無理ばっかり言うんだから」
「え?じゃあオーディション受かったのですね!」
「ああ、何もかも理沙ちゃんのおかげさ。勇気と自信をもらったからね。オーディション当日も付き合ってくれて、ボクの彼女が焼きもちをやくほどいろいろと世話をしてくれた。」
「それは言いすぎです松村さん。あんな素敵な方が私なんかに焼きもちをやくはずないじゃないですか」

コーヒーを運んできたウエイトレスが理沙に微笑みかけた。
??「そんなことないわよ、私、本当に心配だったんだから。だって理沙ちゃんってホントに可愛いんだもの」
「あーっ、絵里さんもご一緒だったんですね。今日はお仕事お休みなんですか?」
「彼と海外旅行をするつもりで休暇を取ってたの。だけど黒井警部は彼の恩人でしょう。バカなことをしたのに許してくれたのだから、これくらいの恩返しはしなくっちゃね」
「黒井さんは逮捕する気マンマンだったけどな‥‥。 だけど僕たちはいつまでも手伝ってられないし黒井さんどうするつもりなんだろう。この店は理沙ちゃんのパパがスポンサーなんだろ。黒井さんに任せて大丈夫なのかい?」
「それで松村さんと妹さんをお連れしたの。お二人にこの店を手伝ってもらえないと思って」
「え?‥‥確かに僕は会社も辞めて、今はミュージャンの修行中だから時間はたっぷりあるけど‥」
「真綾さんは早稲田って聞きました。ここなら大学にも近いし、少しくらいならバイトできますよね?」
「は、はいっ、ちょうどバイト探していたんです。ここ、すごく感じがいいしウェイトレスのバイトなら経験もあります、お兄ちゃんだって喫茶店でバイトしてたよね?」
「あ‥‥ああ、まーやが働くなら僕だって‥‥一人じゃ心配だしな‥」
「それじゃいいんですね。嬉しい!。この喫茶室には音響スシテムも入っているんですよ。 高嶋さんの音楽活動にも使っていただきたくて準備をしておきました。私も学校が長期休みに入れば手伝いに来ます」
「祐樹さん、真綾さん、どうか黒井さんを助けてあげてくださいね」
「こちらこそ宜しくお願いします!」
理沙と真綾は旧知のように仲睦まじく話している。さっきまで落ち込んでいたのが嘘のようだ
祐樹は思う。理沙は天使なのかも知れない。黒井も松村も自分も真綾も、この笑顔を絶やさない少女によって救われた。本人に自覚があるのか無いのかそれはわからない。ただひとつ言えることは、祐樹にとって新たな発見。真綾以外の異性の微笑みがこんなにも暖かく美しく感じること‥
「やだなあ、お兄ちゃん、じっとしてて」
真綾がハンカチをー取り出し祐樹の口元をそっとぬぐった。どうやら涎が出ていたらしい。 それを見て松村と絵里が笑う

朝霧山荘の三日間を共に過ごした6名の宿泊客のうち、 オタクと麻薬Gメンは非業の死を遂げ、麻薬売人は薄暗い獄中にあり、盗賊は少女の心を盗んで海外へ逃げ、 残った路上演奏家と舞台俳優だけがこの場所にいる
店内の北側、太陽の光が一条差し込むレンガの柱の上に、二枚の写真が飾られている。 一枚は白銀に映える朝霧山荘と睦まじく微笑む二人の男女。もう一枚にはスキー服姿の若い女性。 理沙がその写真に微笑みかけた時、階下から声がした

「理沙ちゃん、私にもコヒー頼むよー、それとちょっと手伝ってくれないかなー」
「はーい!」
理沙の弾けような微笑が、春の木漏れ日に輝いていた(完)
     ~~

【朝霧山荘殺人事件RPG/リプレイ記】
☆髙嶋篤哉  <リプレイ創作小説リンクあり>
☆松村滋

朝霧山荘殺人事件11

■エンディング2:明かされた謎■

黒井「え?‥‥‥‥えええええーーーーーーーーっっ!!!!」

九条「驚くのも無理はないが、西原は田村オーナーを殺害して成りすましていた。 そして怯える梓の口を塞ぎ、山田を殺害してその罪を被せ、さらに山田の殺害も たまたま話に出たSJの犯行に見せかけるよう小細工したわけだ」
黒井「‥‥‥(混乱してる)」

「西原の着衣から食事時の会話を録音した携帯が発見された。 黒井さんたちの話はすべて聞かせてもらったよ。 西原は実に頭が良い。彼がいかにして会話を誘導していたかがよくわかった
村上梓の強姦疑惑、山田氏の変態疑惑、SJの殺害関与疑惑、すべてオーナー(西原)が言い始めた。 黒井さんは西原を信じ、彼の思うように操られた。捜査は完全に攪乱されたわけだ」
「っ・・・」
「只一人、香山理沙だけは料理の味とボルシチの間違いに不信を抱いた。 だが失礼な事だと思って言葉にはしなかったらしい」
「し、しかし私にはまだ信じらません。田村オーナーは殺された‥彼が西原ならいったい誰に‥」
「西原の体内からは微量の睡眠薬が検出されている。真奈が夕食時に仕込んだ。 眠っていれば非力な女でも首は締められる」
「‥‥ど、どういうことなのか私には‥」

「詳しいことは真奈の遺書に記されているが、私から掻い摘んでお話ししょう」
「西原は17時までにスキー場での殺害を終えてこの山荘に向かった。 18時ころに応対に出た田村氏を殺害し、真奈夫人と村上梓を拉致した。 西原はオーナーと背格好も近い。その上スポーツマンで屈強な男だ。 小柄な二人を縛り上げることなど雑作もないことだろう。
「西原は殺害した亮介を2号室に運び室内の彫像でガラスを割った。犯行時間の隠ぺい工作だ。 そして再び事務室に戻り二人を脅した。
『明日になれば自分は出てゆく。それまではオーナーのふりをして宿泊客を騙すからお前たちも協力しろ。
もしも変なマネをすればオーナーと同じ運命になるぞ』とね。
梓は怯えただろう。やがて後輩の理沙も来る。梓は理沙を危険な目に合わせたくなかったはずだ。

「しかし夫人は違った。むろん怯えもしただろうが、それよりも彼女は、良人(おっと)を奪った西原が許せなかった。 真奈は亮介の亡骸を前にして誓った。この男を殺してから自分も後を追う。遺書にはそう記されてたよ。 だから梓に対しても黙って大人しくしているように勧めた
真奈は殺害のチャンスを得るため、できるだけ西原に従順であろうと考えた。だが西原は思い違いをした。西原は真奈と一夜を過ごした事で彼女が自分のものになったと勘違いした。真奈の従順さはその証であろうと考えた。
他人を愛したことが無い人間は他もそうであろうと勘違いする。

翌日、黒井さんが訪れて事件が発覚した。その上雪で山荘が閉ざされ西原は逃げられなくなった。彼はシナリオライターでペンションが舞台のゲームを作っていたから山荘オーナーの演技はできる。だが料理に関しては真奈の手を借りるしかない。だから真奈は生かしておこうと考えた

「しかし村上梓は危険だった。いつ黒井警部に真相を告げるかわからない。 だから16日の午後、香山理沙が部屋を離れた直後に、合鍵を使って侵入し絞殺したわけだ。 村上梓の衣服をはぎ取ったのは捜査のかく乱を狙っての事だ。

「梓の殺害を知らされた真奈は動揺した。真奈は優しい女性だ。 梓が死んだのは自分のせいだと思った。真奈は何度も黒井さんに話そうとした。 しかし西原は常に真奈の傍にいて、彼女を監視し、自由を奪い、虐待した。
「そうしていながら、厨房から食堂とロビーは見張っていて、獲物が来るのを待っていた。 高嶋がロビーで首を絞められ、山田が食堂で殺害されたのはそういうわけだ。 その都度真奈は、厨房で縛られ、猿ぐつわを噛まされた。
「追い詰められた真奈は、17日の夕食時、西原の食器に睡眠薬を入れた。 そして事務所でウトウトしだした西原の首に園芸用のハリガネ巻きつけ締め上げた。 ちょうど同じころ。二階では麻薬の売人、堀口の手によってもう一つの殺人が行われていたのだが

「西原は東京で一人、スキー場で二人、この山荘で三人。計6名を殺したところで 田村夫人に殺害された。本村捜査官は堀口によって絞殺され、最後に田村夫人が自らの始末をつけた‥。 以上が今回の事件のあらましだ」
「‥‥‥」
「黒井さん聞いてるかい?‥‥寝てるんじゃないだろうな?」
「‥え?、ま、まさか‥、いや‥、実は私も、そうではないかと考えておったところで‥」
「いや、私もちょっと饒舌すぎた。皆も疲れただろうし、そろそろお開きにしようか。 私はお先に失礼するよ。東京に来たら声をかけてくれ。一緒に酒でも飲もうじゃないか」
「あ‥はあ‥」
(そろそろ職を変えるかなあ‥退職金で小さな本屋でも始めて‥老後はのんびり暮らしたいなあ‥)

(TRPG/朝霧山荘殺人事件/了)
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【GM】ということで無事終了いたしました^^ネタはあるので、 時間が許せば後日談なども書いてみようと思っています。
【GM】最終日に髙嶋and橘が堀口に殺される可能性はかなり高かったです。実行しなかったのは堀口に仏心が芽生えたせいでしょうか。いや、本当のところはGMにもわかりませんがw
【GM】倉庫での密談を堀口に見られていました。「裏切り者は許さない。絶対にダ!」と思ったハズですがw
【GM】「一番怪しくないのが犯人」というのは推理物では定石なんですけど私もここまで騙されるとは思わなかったです笑。やはりツィーター&平日と言うのが厳しかったように思いますネ。TRPG本来の形である質疑応答があまりなかったですからね。
オーナーが言ってたでしょう「厨房は覗かないようにしてください」と
【GM】ゲーム評価は①松村☆☆☆☆②橘&髙嶋☆☆☆④堀口☆☆(逮捕が無ければ☆5でした)⑤山田&本村。という結果になりました。推理評価は‥もいいいやw
あと作中に出てくる固有名詞「お兄ちゃんと私」「漆黒の館」「真夏の夜の出来事」などはすべて創作です。現実に存在する個人・団体とは一切関係ありません(笑)

朝霧山荘殺人事件10

■エンディング1:犯人逮捕とイケメン警視■

1/18/pm4:30:[食堂]
黒井警部「さて皆さん、
警視庁と県警の合同捜査班が到着し、先ほどから現場検証をしておりますが、 今頃ノコノコやってきていったい何を調べようというのか?。 私もだてに刑事生活30年を過ごしてきた訳ではありません。
長年の勘と経験によって私は犯人は既に特定しております。 これまで気付かぬふりをしておりましたが、そろそろ事実をお話しする頃でしょう。 警視庁の若造に犯人逮捕の手柄を横取りされてはたまりませんからな、はっはっは‥は?

えー‥、それでは‥ まず村上梓さんの殺害犯ですがこれはハッキリしています。死亡した山田孝樹ですな。 彼は強姦目的で梓さんの部屋に侵入し、抵抗されたため殺害しました。まことに非道な犯罪と言わざるを得ない。 自身が殺されたことは自業自得と申せましょう。
そして本村捜査官の殺害は、これは少し難しいのですが、これまでの経緯からみて連続絞殺犯によるものか、麻薬絡みの犯罪か‥正直わたしも迷っております。もしも麻薬絡みの殺人であれば‥堀口さん、あなたしかおりませんな。

堀口瑞人!お前を本村氏殺害容疑で逮捕する!
(堀口は不敵な笑いを浮かべている。黒井は堀口に歩み寄りその両手に手錠をかけた)

そして本村氏殺害のもう一人の容疑者。 これは過去に3人を絞殺した連続絞殺殺人魔であり、山崎氏、山田、田村氏の殺害もこの男の手によってなされました。
西原和幸‥‥またの名を松村滋、連続絞殺魔は貴様だ!!。 よくもこれだけの短期間に7人もの人を殺したものだ。 貴様のような奴を死刑台に送れるのは、この黒井にとって生涯の誇りになるだろう。フッフツフフ」

(松村はまるで他人事のように微笑みながら話を聞いている)

「くっ‥なんというフテブテシさだ。こいつは狂人なのか‥‥」
「さあ!両手を出せ、この悪魔めっ」(黒井は彼の傍に進み手錠を取り出した)

松村「やだなあ、黒井さん。僕は絞殺魔なんかじゃないですよ。実は‥‥」
黒井「言い訳は署で聞く。それまでは大人しくしていろ!」

松村「黒井警部!まっ、待ってください!、ぼ、ぼくは‥‥」
(黒井は松村を無視して、食堂の隅で一人震えている理沙の前に進み出た)

黒井「理沙君、私は残念だ。まさか君が夫人を殺そうとは‥ しかしどういう理由があるにしろ殺人は許されない。それは君自身が言っていたことだ」

理沙「で、でも‥わたしが真奈さんを手にかけたなんて‥そんなことしていません‥」
黒井「詳しいことは署で聞くよ‥さあ両手を前に出しなさい」
理沙「‥はい‥‥」
(理沙は観念したのか両手を差し出した。顔は青ざめ、手は震えている)

そのとき‥
松村「ま、待ってくれ!、やめてくれ!、その子は犯人なんかじゃない!、僕が言ったことはすべてデタラメなんだ、演技なんだよ!警部さん頼む、僕の話を聞いてください!!」
黒井「松村?‥いったいどういうことだ!詳しく話してみろ」

松村「すいません‥‥すべて演技なんです‥僕は東京で舞台俳優をしていて‥まだ売れて無くて無名なんですが もうすぐ大きな舞台のオーディションがあるんです‥僕にとっては生涯をかける大きなチャンスなんです‥
でもその役作りが‥‥役と言うのは連続殺人犯なんですが‥それが上手くイメージできなくて悩んでいるときに恋人にスキーに誘われて‥でも彼女は急用ができて帰ったものだから一人でこの山荘に来ました。

それで‥警部から連続絞殺魔の話を聞いて、自分の演技を試してみたいと思ったんです。 警部さんや他の宿泊者に殺人者と思われれば、オーディションも受かるんじゃないかと‥‥ 少なくとも自信は付くんじゃないかと思いました。
だからあの・・
昼食時に警部に話したことは僕が演じる殺人者のセリフでミーナというのも架空の人物です。むろん理沙ちゃんなんかじゃありません。
理沙ちゃんが僕を見たのは、東京の舞台でのことだと思います。 前に彼女は話してましたよね。高校の頃、よく家族で食事や観劇に出かけたと‥。 だから「遠くから見たような気がする」と‥。
僕はそのことは感づいていたけど、役の事で頭がいっぱいで、ついついあんなバカげた演技をしてしまいました。 理沙ちゃん。本当にごめん。僕のせいで君にまでこんな‥‥」

松村はそう言うと理沙の前に進み出て土下座をした。頭を深く垂れながら、身体は小刻みに震えている。
理沙は松村の傍に屈み込み、彼の肩にそっと手を差し伸べた。
「私も思い出しました。私が観たのはシェークスピアの『夏の夜の出来事』。 あなたは村の青年で、出番は少なかったけど、私、感動で涙が止まらなかった。 松村さんの演技、とても素敵でした、輝いていました。それでお覚えていたのだと思います」

松村「理沙ちゃん‥‥」
理沙「大丈夫ですよ。街村さんならきっと合格します。私が保証します!あ、ごめんなさい。素人が生意気な事を言って。
でも本当に素敵だったから、勇気を出してください。オーディション、頑張ってください!」
理沙「今回のことはやっぱり酷いと思うけど、舞台の初日に招待してくれたら、私、許してあげてもいいです、だから罪滅ぼしと思ってオーディション、絶対に合格してください!ね、松村さんっ」(理沙は松村を優しく抱き起した)

黒井は苦々しく呟く
「くっ、まったくなんて奴だ!とにかく署には同行してもらうぞ。書類送検くらいは覚悟しておけよ!
‥しかしそうなると‥‥誰が夫人を殺したんだ?。部屋は密室だったはずだが‥うーむ、わからん・・」

(その時一人の青年が食堂に入ってきた。齢は三十代半ば。容姿端麗。見るからに高そうなスーツを着込んでいる。)

「黒井さん、ちょっといいかい?」
「チッ‥‥、嫌な奴が来た。九条孝彦。警視庁特別捜査班を率いる警視だ。切れ者で通っている。
少し前に山荘に到着して一通りの事情聴収を終えたあと、現場を見てくると言って姿を消したのだが・・・
若造め、オレの手柄を横取りするつもりかっ・・・」

九条「黒井さん?どうかしたのか?」
「あっ・・御苦労様です九条警視どの! わたくしに何かご用でありますか」
「いや、田村真奈の死因を教えておこうと思ってね。彼女は自殺だったよ」
「は?‥」
「室内に入ってすぐに分かった。これは他殺じゃないってね。まあ他の捜査官もすぐに気付いたことだが・・」
「し、しかし、首にハリガネが‥‥」
「現場のすぐ上に照明を掛けるフックがあっただろう。真奈夫人は自分でハリガネを首に回し、端を捩って フックにかけた。ベッドの上に枕や掛布団をおいて台にしたんだろうね。彼女の周りに散乱していただろう?
彼女は暫くはぶら下がっていたが、そのうち捩った部分が緩んで下に落ちたんだろうな。 ハリガネの被覆についていた塗料がフックのものと一致した。」
「しかし‥それなら音が聞こえそうなものですが‥」
「散乱した掛布団がクッションになったんじゃないか、彼女の下にもあっただろ?」
「ということは・・・やはり密室殺人じゃなかったのか・・・」
「密室殺人?‥あはは。黒井さんが推理小説マニアだとは思わなかったな」
「え? いや可能性の一つとしてですね・・アハハ
・・・自殺であればご主人の亮介氏が殺されたことで生きる望みを失ったのでしょうな。昨夜から落ち込んでましたから」
「それも当然あるだろう。しかし自殺の理由はそれだけじゃない」
「と言いますと?‥‥」
「その前に山田のことだが、黒井さん、彼のスマホに日記があったの知ってるかい?」
「日記‥ですか?いや、私が見た限りではそんなものは‥」
「ツリーの深いところにあったからね。黒井さんじゃ見逃しても仕方ないか」
「は?それはどういう‥?」
「‥‥まあ、そんなことより、これを見てみなさいよ」
(黒井は九条警視から携帯を受け取り画面を覗いた)

(山田のスマホ日記)
1/11:仕事帰りにアキバへ行った。夜までゲームをした。
1/12:仕事帰りにアキバへ行った。メイ喫アルファのあとアニメイトへ寄った。
1/13:仕事帰りにアキバへ行った。今日は「お兄ちゃんと私」が入荷してるはずだ
1/14:会社から超過勤務の代休(三日)をもらったので出会いを求めてスキーに行くことにした。
1/14:スキー場で雪穂みたいな子と友達になりたいな。‥と言ってみるテスト
1/14:ネットで見つけた朝霧山荘を予約した。何か楽しいことが待ってる予感がするゼ。ワクワク
1/15:午前7時に高速バス東京を出発。社内を見渡したが可愛い子はいない。諦めるな俺、頑張れ俺
1/15:昼過ぎにスキー場に到着。午後6時歩き回ったが出会いはナシ。徒歩で山荘へ向かう。
1/15:午後7:30に山荘に到着。8:00まで食堂で夕食をとる
1/15:食事を運んできたおんなのこにハートをワシ掴みされた。
1/15:愛らしい表情>天真爛漫な笑顔>理知的な顎>お嬢様な額>mouohhhahk;:]c]kjhhzbztqaul:qas:ふじこ
1/15:勇気を振り絞って「一緒にゲームしませんか」と言ったら「ごめんなさい。まだお仕事が‥」プギャァー
1/15:彼女はとても残念そうだった。声がちょー可愛かった。録音しとけばよかった
1/15:名前を聞いたら笑顔で「香山理沙です」って教えてくれたよい子だなー
1/15:しかたがないので一人で娯楽室へ。最初はTVゲームをしていたが人が来たので携帯ゲームをした。
1/15:午後9:20~自室で音楽を聴きながら理沙ちゃんの絵を書いた。アイパットは便利だナ
1/15:午後11:20。就床。気持ちが高ぶって眠れそうにない。ああ、明日が楽しみだなあ‥
1/16:午前7時起床。食堂で朝食。理沙ちゃんの目がウルウルしていたのでドキッとした
1/16:朝食後は目立たぬように理沙ちゃんを観察。携帯で20枚ほど撮影した。何人かの客を見た気がするが眼中になかったので覚えてない。
1/16:昼食時に黒井という刑事がやってきた。山荘は閉ざされこの中に殺人鬼がいるらしい
1/16:まるでゲーム「漆黒の館」のようだ。ワクワクする。理沙ちゃんは僕が必ず守ってあげる
1/16:理沙たんを幸せにできるなら僕は死んでもかまわないゾ(キリッ
1/16:理沙たんを幸せにできるなら僕は死んでもかまわないゾ(キリッ
1/16:理沙たんを幸せにできるなら僕は死んでもかまわないゾ(キリッ
1/16:理沙たんを幸せにできるなら僕は死んでもかまわないゾ(キリッ
1/16:理沙たんを幸せにできるなら僕は死んでもかまわないゾ(キリッ (以下、二十数行同じ)

「黒井さんは山田が村上梓の殺害犯人だと言ってたが、それは違うね。
山田は香山理沙に一目ぼれして彼女を守ろうとしてたんだ。強姦魔なんかじゃない。
彼が食堂あたりをウロウロしていたのは、そこに香山理沙がいることが多かったからだよ。
山田の身元は照会済みだ。都内の小さな会社でwebデザインやアプリ制作をしていた。 趣味はゲームとアキバ通い。
後は美少女のCGを書くことかな。HPも持っていて中々の人気だったらしいよ。 生真面目で繊細な青年だったらしい。」
香山理沙の盗撮写真も、 黒井さんの年代から見れば非常識かも知れないが彼に悪意はなかったと思う。
時代が違うんだよ、黒井さん。」
「はあ‥しかしそれなら誰が村上梓を殺害したのでしょう。彼女は‥‥」
「鑑識の話だと彼女に乱暴の痕跡はない。つまり着衣の乱れは西原の偽装ってことだ」
「‥うぬぅ、私としたことが、まんまと騙されたのか‥。では西原は山崎、村上、山田、田村の4人を殺害した‥」
「いや、違うね。3人だ」
「3人?‥では西原、堀口の他にも殺人犯がいるということですか!?」
「まあ、そういうことだね」
「警視!、西原の正体は誰なのですか?松村滋と香山理沙は除外された。堀口も違う。とすれば 橘か、それとも高嶋か‥」

「まあ黒井さん、とりあえずこの写真を見てくださいよ。誰だと思います」
「はあ?‥写真?・・」
黒井が腕を伸ばしたとき、一人の警官が入ってきた。

警官「九条警視、厚生省の係官が早急に尋問したいと堀口の引き渡しを求めています。」

「ああ、そうだったな。証拠も出たことだし堀口はもういいだろう。 それにしても国際密輸組織の大物バイヤーがこんなところで捕まるとは。 黒井さん、お手柄でしたね」
「ハハハ‥突然閃めいたのですよ、我ながら大したものだと思っとります」
「殺害された麻薬取締官は気の毒だったが彼への手向けにもなります。松村の誤認逮捕は少々勇み足でしたがね‥」
「いや、松村は‥‥」
「わかっています。しかし彼は無罪放免でよいでしょう。本人も十分反省していますし、あなたも汚点は残したくないはずだ」
「‥‥しかし堀口が麻薬のバイヤーとすると、相手がいるはずですが。それにスペードジャックは本当に存在していたのか‥その辺りが私には皆目わかりません」
「私の任務は連続絞殺魔の西原を逮捕すること。余事に関心はないがこれだけは話しておかねばならないな」
「黒井さん、今朝方、橘真綾という女子大生が警視庁に出頭して来たんだ。話の要旨は3つ、
(1)女子大生(真綾)は兄と二人で旅行中だったが三日前に重沢スキー場で暴力団風の男たちに襲われた。
(2)男たちは真綾を拉致し人質にして朝霧山荘で行われる麻薬取引の代役を兄に強要した。
(3)兄と別れた直後に、真綾をヤクザから救いだし、山荘に向かった謎の二枚目がいた。
ところが三日たっても兄から連絡が無く、不安になった真綾が警察に助けを求めたらしい。」

九条「私が想像するに、シスコンの兄と二枚目のお助けマンが、‥‥
いや、これは失礼。 とにかく橘くん、妹さんが心配している。すぐに連絡をしてあげないさい」

黒井(ふーむ。ということは橘がヤクザに襲われた兄貴で堀口の取引相手?そういえば初日に妹がいるとは言っていたが‥ となると高嶋がSJなのか‥‥、このお人よしを絵にかいたような天然兄ちゃんが‥うーむ‥)

九条「それにしてもスペードジャックとはな‥、まるで道化師のような男だ
だがもしもこの場にいるなら言っておく。火遊びはほどほどにすることだ。
いいなSJ!次は絶対に許さないぞ!警視庁の名誉にかけてこの私が絶対に逮捕する!! よーく覚えておくことだ!!!
(食堂はなぜかシーンとしている‥少し隙間風が吹いたようだ‥)

「コホンッ、えーと、それで黒井さん、この写真なんだが‥」
黒井「田村オーナーですよね?、これが何か?」
「いや、それは西原の写真だよ。ゲーム会社の社員証から焼き増したものだ」
黒井「え?‥‥‥‥えええええーーーーーーーーっっ!!!!この男が西原ですとぉぉぉ!?」
(続く、本企画は次回で終了します)

朝霧山荘殺人事件9

■第7ターン:松村、憑依する?■
1/18/pm0:25[食堂]
宿泊客の一人「黒井警部。夫人が亡くなったってどういうことですか! 夫人はあなたと理沙さんで見守っていたハズでしょう。どういうことなのかちゃんと説明してください!」

黒井警部「はあ‥真奈夫人には朝からずっと理沙くんが付き添っていました。 午前11時半ごろ、私は理沙くんに呼ばれてオーナー私室に行きました。 理沙君はドアの前にいて「夫人におかゆを作ってさしあげたいから見張っていてほしい」と頼まれました。
正直、私は迷いました。理沙君を一人で厨房に行かせるのが不安だったのです。 しかし昨夜来何も口にしていない夫人の身体が心配だという彼女に押し切られ、 20分以内で、かつ十分に注意するという条件で了承しました。
10時少し前。土鍋を持った理沙君が部屋に戻ってきて、私はホッとしました。 言うまでもなく、その間はずっとドアの前で見張っていました。 人妻が寝ている部屋に立ち入るわけには行きませんから。
理沙くんが部屋に入ると間もなく悲鳴が聞こえ、私は慌てて部屋に飛び込みました。 真奈さんはベッドの横にうつ伏せで倒れ‥首には緑色ゴム被覆のハリガネが巻き付けられていました。 これはオーナーが園芸用に使われていたものようで、同じものが事務室の棚にもありました。
山崎さん、山田さん、田村オーナーが殺害されたのも、おそらくこのハリガネによるものと思われます。 真奈夫人の傍には枕や掛布団が散乱し、またハリガネの両端はクルクルと巻かれた跡がありました。
恐らく犯人は、ハリガネの両端を捩じってワッカ状にして首を絞めたか、それとも滑らないように 両端にドライバーのようなものを巻き付け、コテにして使ったか‥詳しいことは鑑識が来ればわかるでしよう。 いずれにしても、真奈夫人は殺害された。
犯人は窓から侵入したか‥それとも‥


「あははははははははぁ」 突然辺りを劈くような高笑いが流れた。
「黒井さん、いい加減にしてくれないかなあ。 それでよく警部なんてやってられるね。 長野県警には人材がないのかい?」

ムッとして黒井がその方向を振り向くと いつもは大人しく目立たない松村が 頬杖を突きながら黒井を見据えている。 口元はニヤけていながら目つきだけは鋭い。 「コイツ‥まるで野生の狼だな‥ いつもの松村とはまるで人が違う。 ‥いったいどうしたんだ?」

松村「窓から入るったって、この雪だぜ。二階まで埋もれてるってのにどうして侵入できるんだ?」
黒井「いや、私は可能性の一つとして言ってみただけだ。調べてみないと分からないが、天井裏や 隣室、ジムとの間にドアがあるのかも知れない。ここは3年前に改造されている。 改造前にあったドアが今は壁紙などで隠されているのかも知れないだろう。
黒井「いずれにしてもドアからは侵入していないんだ。犯人は別の方法を使ったとしか考えられない」
松村「フッ、あんたはそのお嬢ちゃんが人殺しでないと勝手に思い込んでいるみたいだが、 まったくお笑い草だな。あんたは最近の小娘の正体知ってんの?」

黒井「どういうことだ?‥」
松村「新宿あたりを歩いてみなよ。見た目はいかにも生娘っていうガキが、 あんたみたいな田舎モンのオッサンをカモにしてたんまり稼いでいるぜ。 あんたはこの理沙って小娘が本物のお嬢って思ってるだろ。 アハハ‥、アタマ腐ってるんじゃないの?んなワケねーだろ、ハハハ‥」
(理沙は唇を噛みしめている。余りの事に呆然としているようだ)

黒井「松村君、もうやめろ!冗談にしても言っていいことと悪いことが‥」
松村「なら教えてやろうか。ほら、昨日この娘が言ってだろう。俺とどこかで会ってないかと。 ああ、会ったことはあるさ。 あの時は適当にごまかしてやったが、俺ははっきり覚えているぜ。 この娘は裏の名をミーナって言ってな、新宿では有名なデート嬢だ。
松村「俺も何度か相手をしてもらったからよく覚えている。 この女のスキルは「お嬢様」でさ。 どこで覚えたのか本物のお嬢様のような言葉使いとルックスで、 新宿裏界隈じゃちょっとしたアイドルだった。

松村「齢は15歳前後、ルックスはこの通り特上、その上お嬢様言葉のツンデレだ。 たとえ大金払っても男は群がるだろうよ。 俺だって予約が取れるまで何か月も待たされたモンさ。
理沙「松村さん、冗談ですよね?それとも人違いをされているのですか? デート嬢ってなんですか?私には仰っている意味がわかりません‥」
松村「ほら、その表情。何にも知らないうぶな小娘っていうか、 知らないやつが見りゃ女子中学生でも通用するだろうな。 それがプリナセスミーナの固有スキル。幻想のロリータ嬢ってわけさ
黒井「もういい。そこらにしておけ。キミの性悪さはわかったが人を傷つけて何が楽しい?」
松村「ふっ、信じないのはあんたの勝手だが、それなら一つ説明してくれるかなー」
黒井「‥‥」
松井「密室殺人って言うのは小説の中だけだと思っていたが本当に存在するのかい?」
黒井「さあな、私はよくしらないが」
松村「よく考えてみなよ。あんたが真奈を見たのは昨夜が最後で、それから後はずっと理沙が 一緒だったんだろ?それで昼前の少しだけ部屋を出て、その間あんたが見張っていたんだよな?
黒井「そういうことになるな」
松村「じやあ密室殺人だよな?理沙が真奈を殺してないなら」
黒井「!‥‥なにをバカな‥」
松村「よく考えてみろよ。もしも理沙が初対面の不良のアバズレ女だったとする。 それでもアンタは疑わないかい?密室殺人として頭を捻るのか?」
黒井「しかし理沙くんのような女の子に絞殺は無理だ‥」
松井「彼女は自分で言ってたじゃん。高校のときは弓道部のエースだったって。それが本当か嘘かは知らないが可憐な美少女だってクソもするし首も絞める。それにあんたも言ってたよな。ハリガネの端はドライバーのような物に巻きつけていたと。だったら非力な女でも可能じゃん
松井「というよりも、わざわざそんなことをするのは、犯人が非力な女だからじゃないのか? 男なら直接指に巻きつけるだろうしな。 そう考えると、ハリガネを使った絞殺は、女と考えた方が自然だってことだ。

黒井「たとえそうだとしても動機はなんだ?何のために彼女が真奈さんを殺す?」
松村「なら俺が知ってる話を聞かせてやろう。ミーナは2年前渋谷から忽然と消えた。 噂では、ため込んだ金で生まれ変わると言っていたそうだ。 ミーナの母親は横須賀で米兵の相手をしていた娼婦でね。 彼女は白人米兵との間に生まれたハーフさ。
松井「むろん父親なんてわからない。母親は男狂いで身持ちが悪い。ヒモに貢いでは捨てられてそのうち自分が稼げなくなったんで娘を売りに出した。ミーナは12歳から稼ぎに出され18歳で東京から消えた。母親が自殺したのもちょうどその頃だ。男に捨てられ首を括って死んだって話さ
松井「ミーナは全てを忘れて人生をやり直したかった。 そのために必死で努力した。 初めて男に買われた日から、その夢だけか彼女の生きる支え‥希望だったのかも知れないな。 大学進学資格試験を受けてどこかの国立大学に受かったっていうから、よほど努力したんだろうよ。
松井「黒井さんはリカちゃん人形って知ってるかい 女の子たちの理想を具現化した人形で、パパはフランス人の音楽家、ママはおしゃれで優しい専業主婦。 家庭は裕福で暖かい、娘は売りに出されることもなく、リカちやんはこの上もなく幸福なんだろうな。
松村「少なくとも、悲惨な境遇の子供にはそう思えただろう。自分もリカちゃんになりたいと思ったろう。
人形につけられた名前は「香山理香」。ハハハ、笑えるよね、理沙ちゃん。 君は人形になりたかったわけだ。」
松村「しかし昔の客だった山崎が偶然客として現れ君を脅した。 おそらく体を求めたのだろうな。 君は風邪薬を飲んで寝込んでいる山崎の首にハリガネを巻き付け 思い切り引っ張った。山崎は窒息して意識を失った」
松村「君はとどめを刺そうとしたが、手が滑って力が入らない。 それでハリガネの両端にドライバーのような物を巻き付けテコにした。」
松村「山田を殺したのは梓の復讐か、それとも山田も客だったのか? いずれにしても奴を殺すのは簡単さ。 食堂の椅子に座って、背を丸めて携帯をいじっているヤツの背後に忍び寄り 山崎と同じようにして締めた。ドライバーをテコにすりゃ簡単に絞められただろ?
松村「黒井さん、あんたは彼女とずっと一緒だったか? ロビーと食堂は隣り合ったフロアーだ。掃除の合間に食堂に立ち寄ってないと断言できるかい?」
黒井「うっ‥‥」
松村「オーナーを殺したのは彼に殺人現場を見られたか、それとも疑われたからか? 理沙はあんたとトイレ掃除をしていたそうだが、あんたに女子トイレの掃除は無理だ。 近くにはいたんだろうがずっと見ていたわけじゃないだろう。
松村「事務室はトイレの真横だ。あんたの目を盗んで犯行に及ぶくらい簡単なことさ。」
松村「真奈は一晩一緒にいて理沙の正体に気付いたんだろうな。まあ女の勘ってヤツさ。 いくら化けるのが上手かったとしても同性の目はごまかせない。 立ち居振る舞いから、育ちの悪さがバレたのだろう。
松村「恐らく真奈は同情心から理沙に言ったはずだ。 「何も気にすることないのよ。あなたはあなた、今からでも十分やり直せるわ」とでも‥ しかし真奈は気付かにかった。理沙にとってはその言葉こそが最大の恥辱だということを‥」
松村「理沙は思わずカッとなって首を絞めた。あとは得意の演技力さ。 理沙を信用しきってるアンタをだますことなんて他愛もないことだ どうだい黒井さん?すべて説明がつくだろう?」
松村「密室殺人などありえない。とすれば真実はこういうことしか‥‥

うっ‥‥!
ぐわぁぁぁ‥‥
く、ぐるしい‥

松村は突然白目を剥いてもがきだした。口から泡を吹いている。 突然力が抜けたようにテーブルに突っ伏し、白目を剥いたまま失神した。 周りの男たちは驚き、松村に呼びかけた。 しばらくして、松村は顔を上げ、辺りを見回した。その表情はいつも通り穏やかだ。

松村「あれ、皆さんどうしたんですか?また事件が起きたのですか?」
「僕は‥居眠りしていたのかな?なんか夢を見ていた気がするけど‥ やだなあ、皆さんどうしてそんな顔で僕を見るんですか? まさか変な寝言なんて言ってないですよね?。不安だなあ‥」

黒井「なんだコイツは?何か病気があるのか‥ それともあれが本性で普段は演技をしているのか‥ それにヤツの話もまんざら作り事ともいえない。本職の作家でもなければあれほどの話を 即座にねつ造できはしまい。じゃあ理沙は‥‥」

黒井は瞳だけを動かして、気づかれぬよう理沙を見た。 理沙は放心したような面持ちで食堂の隅に立ち尽くしている。両の頬からは涙のしずくが流れている。
黒井は小さくため息をついた。
「これも演技なのか?‥私にはどう見ても怯えて震えている小動物にしか見えんのだが‥ もう何が何かさっぱりわからん。マイッタな‥‥」

黒井警部「‥‥とりあえず皆さんにはいつも通りお話願いたい。午後にはこの呪いの山荘からも解放されるでしょう。 それまでに私の手で犯人を逮捕するつもりです。皆さんにも、ぜひご協力願いたいものですな‥」

===============================
【GM】ターン進行。1/18/朝(6T)→1/18/昼(7T)
【GM】本日は午後10時までは通常通りのアリバイ報告で、その後11時までに参加者6名全員で犯人の推理をしていただきます。推理は被害者6名をそれぞれ誰が殺したかということ。山崎=〇〇、梓=〇〇というように6名全員の殺害者を書いてください。
【GM】犯人は黒井を除く全員が対象となり、むろん死亡者も含まれます。その結果、最も多くの人から疑われた物を犯人として(生存しているなら)逮捕します。また犯人が正しければ推理評価点☆が与えられます。最大で☆6ということになりますね。ではよろしくお願いします。
【GM】これは別の話ですが、あす以降は推理イベントとして自由に動機や方法などを推理し語ってください。ただし「自分が犯人である(ない)」ということだけは伏せておいてください。後は何を話してもOKです。全てのネタ出しは一週間くらい後に私の方から出したいと思います。

■フリートーク■
黒井警部「髙嶋さん、それはただならぬことですぞ。それであなたは現金をそのまま放置しておいたと言われるのですか?こりゃいかん。今から行って確かめて来ます。皆さんこの場で待っていてください!」
10分ほどして黒井は戻ってきた。黒井「ジムの天井裏を見てみましたが、それらしきものは何もありませんでしたよ。髙嶋さん、夢でも見ておられたのではないですか?」
黒井警部「それともすでに犯人が持ち出したのか‥」
黒井警部「松村さん、気分が良くなられたのなら一つお聞きしたい。時間はよく覚えていませんが11時前後にジムの周辺であなたをお見かけした気がするのです。すぐに姿を見失いましたが何をされていたのです?髙嶋さんの話だとジムでトレーニングをされていた訳でも無いようですな」

黒井警部「いや、確かにあなたでしたよ。松村さん。もしかしてあなたは夢遊病とかお持ちですか?そういえば私が見たときも先ほどのように目つきは鋭く、何か獲物を嗅ぎまわっている狼のような風情でしたね。まさかあなた、マンガに出てくる「狼男」とかじゃないでしょうな。ハハハ
黒井警部「ああ、それとこれもお話しておいた方が良いですね。つい先ほど本村捜査官の私室を調べたところ、覚せい剤と思われる袋が大量に入っている鞄とSJのカードを発見しました。遺体発見時には無かったですから何者かが持ち込んだものと思われます。」
黒井警部「これが本当にスペードジャックの仕業なら、盗人には違いないが多少の良心は持ち合わせておるのかも知れません。闇市場に流せば大金を得られるのに、わざわざ亡くなった麻薬捜査官に届ける‥まあ彼なりに誠意を見せたのでしょうな‥もちろん認めたわけではありませんが‥」

黒井「松村さん、それはおかしくないと思いますよ。捜査官はおそらく麻薬を抑えるために内偵捜査していたのでしょう。しかしそれが果たせず何者かに殺された。あくまで想像ですがSJは本村捜査官に代わって犯罪者から麻薬を奪ったのでは‥つまり本村氏の遺志を果たしたという事です」
黒井「まあ、確かに子供じみた感傷とも取れますが、少なくとも大量の麻薬が世間に出回ることは阻止できた。麻薬は世の中に多々ある害悪の何でも最も邪悪なモノです。若者たちの心身を蝕み、子供たちにまで害を及ぼす。正直、抑えられてホッとしています。ああ‥カードの裏は黒でしたよ
黒井警部「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、髙嶋さん。ということは、あなたが盗まれた鞄に麻薬が入っていたということでしょう。じゃ、あなたが麻薬の売人?あなたが本村捜査官を手にかけたのでは!?」
黒井警部「その慌てふためくところが余計に怪しいですぞ。よく考えてごらんなさい。もしもSJが間違ってギターを盗んだのなら、麻薬鞄の件を見てもわかるように、あなたに返却するのではありませんか?。中身が麻薬だから本村氏の部屋に持ち込んだのでしょう。違いますか?
黒井警部「な、なるほど!!松村さん素晴らしいですな。確かに本村氏が本物の麻薬捜査官であるかどうかはわかりません。警察手帳にはそう記されていましたが、大きな組織であれば偽造などたやすい事。本村氏が売人や買い手である可能性は否定できませんな」
黒井警部「ニュースで言っていた失踪捜査官は、実は本村氏に殺害されていて、その時手帳を奪取したとも考えられます。確かに「麻薬捜査官なら麻薬を持っていても、怪しまれない」。うーむ‥
黒井警部「しかしですよ。もしもその仮定が正しかったとすると、本村氏の殺害はSJという線も浮かんできますなあ。故意でなかったとしても、本村氏から麻薬、または代金を奪う時に抵抗されて殺したということは充分にありうりますね。うーむ。
黒井警部「ああっ、なるほど。山崎さんですね。確かに彼が何者なのかは実際には誰も知りません。予約も無かったそうですから」
黒井警部「なるほど。橘さんが言われることにも一理ありますな。いやー、申し訳ない。刑事と言う職業柄、ついつい他人を疑ってしまうんですなあ‥嫌な商売です。一時は理沙くんまで疑ってしまいましたから、あんなに素直で良い子なのに‥自分が嫌になってしまいますよ。とほほ」
黒井警部「ですからね。ただ体つきからしてかなり頑強で、警察官という線は充分にありうります‥」
黒井警部「ああ、言っておきますが私はホンモノの刑事ですよ。証明はできませんけどね。ハハハ‥」
黒井警部(そういえば理沙君の姿が見えないな。部屋で泣いているのかもしれない‥。後で牛丼を持っていってやろう‥‥)
黒井警部「ところで橘さん、あなたの足取りをお聞かせ願えませんかな?。そろそろ救援も来るころでしょうし‥」
黒井警部「いや松村さん、一理はあると言いましたが橘さんの言がすべて正しいとは思ってませんよ。こういう状況ですからすべての可能性を考えて、その中から各自が取捨選択する。これは捜査のセオリーです。
黒井警部「第一橘さんの提言だって、彼が容疑者の一人である以上何らかの意図があるかも知れません。というか、そう考えるのが自然でしょう。いわばこの山荘内は、箱庭の世界なのですから」

【GM】ではこれにて締め切りましょう。皆さんご苦労様でした。TRPGの面白さを3割程度でも再現できればと思っていましたが、その目論見は成功したと思っています。ただこういったシステムはネトゲのPKに通じるところもあり、その辺りが慣れてないと難しいかも知れませんね。
【GM】成績等は1wほど時間を頂いたのち、整理して各自に通知します(公開はしません)。また時間があればキャラエンディングも書いたみたいと思っています。ではでは、ありがとうございました~
先にも言いましたが、明日の午後以降なら物語の内容やシステムの欠陥について自由に書いてもらってかまいません。
【GM】推理は出そろいました^^後ほど発表しますが逮捕はEDの物語形式(事件の謎解き)にしたいので☆評価の通知と合わせ4~5日の猶予をください。
【GM】また念のために言っておきますが①設定の後付けはない。②黒井は嘘はつかないが(つまり見ていないものを見たとは言わない)、ボンクラなので推理はニガテです(要するにミスリード役ですね)③今回のミステリトリックは英国古典小説にヒントを得たオリジナルです。
【GM】今回の推理投票は、犯人であれば自分以外の疑われそうな人物に投票することは可能です。つまり自身の逮捕を回避するわけですね。誰に投票しても推理☆は自動的に取得できます。

=============================================================
【GM】匿名で投票結果を発表します(該当者が名乗りを上げることは自由です)。A氏(山崎和夫=本村和樹、村上梓=山田孝樹、山田孝樹=堀口瑞人、本村和樹=堀口瑞人、田村亮介=香山理沙、田村真菜=香山理沙
【GM】B氏(山崎:松村、田村オーナー:松村、田村夫人:松村、梓:松村、山田:松村、本村:堀口 )。C氏(山崎=橘、梓=理沙、山田=橘、本村=松村、オーナー=橘、夫人=理沙)
【GM】D氏(山崎和夫=松村滋村上梓=山田孝樹山田孝樹=松村滋本村和樹=松村滋田村亮介=松村滋田村真奈=香山理沙)。E氏(山崎=松村 梓=山田 山田=松村 オーナー=松村 本村=堀口 真奈=松村)
【GM】F氏(山崎=橘、梓=橘、山田=橘、本村=松村、亮介=橘、真奈=理沙)。以上です。これよりは自由に語っていただいてかまいません。ただし自分が殺害犯人である(ない)ということだけは伏せておいてください。EDの楽しみが薄れますのでw
しかしものの見事にバラけましたね。黒井警部はミスリード役としては優秀だったのかも知れません(笑)

【GM】投票数が同数の容疑者は決戦投票(?)させてください。まさかこんなにバラけるとは思わなかったので(汗)。ちょっと出かけるのでどなたか整理をしていただけませんか~
ところでスペードジャックが誰なのかはバレてますよね。この結果を見るとそうでもないのかな?
ちなみにゲーム評価は松村氏がトップな気がします。接戦ですけどね。難易度が違うので順位に意味はありませんが。
ネタバレすると今回一番頭を悩ませたのは「悪人」をやってくれる方が一人しかいなかった事。それで急きょいろいろ手直しして。山田氏はそのワリを食っちゃいましたね。亡くなったばかりに見られたくないモノまで見られちゃって。以前にも話したことがありますが「予断」ってのは怖いんですよね。
【GM】推理も出尽くしたようなのでぼちぼちEDを書いてゆこうかと思います。ただし、長くなりそうなので、終わるまでには数日かかるかも知れません。事件のあらましをドラマ形式でできるだけ詳しく書いてゆこうと思います。(時間が取れればですが‥)

朝霧山荘殺人事件8

■第6ターン:殺人は容易だ■
[1/17PM6:50][食堂]厨房から黒井警部が現れた。いつも一緒に出てくるオーナー夫妻、香山理沙は姿を見せない。テーブルの上には何一つ食事が用意されていない。宿泊者たちはすでに席についていたが本村の姿はない。5人の男たちの顔には他者に対する疑惑の表情が見て取れる

苦々しそうな表情を浮かべながら黒井が語り始めた。
黒井「さて、みなさん‥あるいはお気づきの方もいらっしゃると思いますが、 夕食の用意がされていないのには理由があります。 本日午後5時50分ころ、田村オーナーが絞殺死体で発見されました‥
犯行現場は事務室です。 夫人の話では‥ああ、夫人は事情聴取を終えた途端昏倒されまして、 現在自室で休んでおられ理沙くんが介護してくれています‥
‥それで夫人の話では、午後4時ごろまでは事務室で一緒に仕事をして、 その後いつもなら夕食の準備に二人で厨房に行くのですが、 オーナーは体調が悪いから少し事務室で休んでゆくと言われたそうです。
確かに田村オーナーは昼食後お疲れの様子でした。 目立たぬように欠伸を何度もしておられたのを私も覚えています。 それで夫人は一人で厨房に向かわれたのですが、 6時前になってもオーナーが見えないので気になって事務室に戻られたのです。
机の上に伏せるようにして亡くなられている ご主人の姿を発見された時のお気持ちは‥さぞやショックでありましたでしょう。
「お二人の仲の良さは世界一、私も結婚したらあんな夫婦になりたい」と、 梓さんはいつも言っていたそうですから。

私は理沙さんと一緒に午後からトイレの掃除と食堂清掃をしたのですが、 ちょうどテーブルを拭いていた頃、夫人の悲鳴を聞きました。慌てて事務室走り、現場検証をしたのですが オーナーの首には後ろからハリガネのような物で絞められたあとがあり、 その手口は山崎さん、山田さん殺害と同じものでした。
夫人は青ざめて震えが止まらず、やがて意識を失われたので 私が担いで自室まで送り、理沙くんに夫人の看病を頼みました。 むろんチェーンロックをして私以外の者は絶対入れるなと強く念を押しました。

その後、私は食堂に戻り皆さんが来られるのを待つことにしました。 しかし20分を過ぎても本村さんだけが現れず部屋まで呼びに行ったのです。本村さんの部屋には鍵がかかっておらず、不審に思って中を覗くと、 彼は部屋の中央辺りで仰向けに倒れており、首には手による絞殺の跡がありました。
つまり犯人はこの4時間の間に二人の男性を続けて絞殺したことになります。 そしてさらに驚いたことに、本村さんの着衣には身分証があり、 彼が厚生省の麻薬専捜査官であることがわかったのです。 本名は島崎徹。32歳とのこと。
理沙君によると、今朝のラジオで公務中の厚生省職員が行方不明になったとの ニュースがあり、恐らくはこの人物であろうと思われます。
正直に申しまして、もう私には何が何やら、さっぱりわかりません。 ただ一つ言えることは、残った宿泊客はここにいる4人のみ。 橘さん、高嶋さん、堀口さん、松村さん‥あなたたちの中の誰かが、 この極悪非道な連続殺人鬼であるということです。
皆さんにはいつものごとく、足取りを話していただかねばなりません。
西原和幸!これだけ殺せばもう十分だろう!お前には心と言うものが無いのか!

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【GM】おお、ゆうしゃモトムラよ、しんでしまうとはなさけない‥。という事で***さん、お疲れ様でした。残念ですがこれにて退場となります。でもお見事な演技でしたよ。推理イベントにはぜひご参加くださいませ~ ありがとうございました。
【GM】朝食の時点では真奈はまだ回復しておらず、心配した理沙がつきっきりという状況です。むろんチェーンロックはしています。本村が発見されたのは午前6時10分ころ。いつ殺害されたのかはわかりませんがシステム上は昨夜の8時から12時の間。
【GM】つまり田村オーナーの殺害と連続しているか、あるいは同時間帯ということになります。あとは各々の頭を働かせていただくということで。よろしく~

黒井警部「今朝は早朝から天候も回復し、この様子では午後には除雪作業も進んで、この山荘にも救援が来ると思われます。みなさん、後少しの辛抱ですぞ」「取りあえず私が得意の牛どんを作りました。これでも食べて元気を出してください!」

【GM】えっと、何度も言うようですけどTRPGはゴッコ遊びなので、演じるキャラと中の人はまったく無関係です。演ずる役が二枚目でカッコ良いからと言って中の人がカッコ良いわけでなくwその逆もしかりですよね。悪役はいつもなり手が少なくて主催は苦労するんですヨ^^
【GM】仕様書2で説明しているように、部屋もまったく安全という訳ではありません。100%安全なのは2フェーズ連続待機した場合の第3フェーズのみ。第2フェーズは犯人に待ち伏せされる場合があります。やっぱり一番安全なのは3人以上でいることですね。
【GM】皆さん、逮捕されたら☆を失うことを忘れないでください。逮捕は6名全員の多数決によって決めます。もちろん死亡者も対象になります。これは全ての被害者についてそれぞれ推理(投票)してもらいます。第7ターンは食事会話とこの作業のみに充てられています。
【GM】黒井警部から情報を聞き出すのはこれ(第7ターン食事会話)が最後のチャンスになります。私も極力リアルタイムで返答できるよう準備しますので、推理に当たって疑問に思う事はどしどし質問してください。
■フリートーク中■
黒井警部「夫人はまだ無理かもしれませんなあ。まあ理沙君にはしっかりとロックするように言ってますし二人は大丈夫だと思いますよ。むろん私も気をつけていますし。貴方はできるだけ固まって行動するようにしてください。男が4人もいるんですから大丈夫ですよね?
黒井「おお、それはありがたいですな。しかし私が娯楽室に籠るわけにも行きませんので事件が解決してからということにいたしましょう。まあその時は二人でデュエットでもしましょうか。トワエモアの札幌オリンピックのテーマとか如何です。アハハ‥」
黒井警部「牛丼一筋20年ですからね。牛丼作らせたらだれにも負けませんぞ。アハハ‥」

【GM】コマンド出そろいました。これにて締め切りますが良いですね?
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