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構想ノート(公開資料)

第2回目です。
さらに複雑で完成ゲームとリンクしていない部分もあるかもですが、創作過程に関心がある方は
参考にしてください。



【ヴェスタリアの国々】

(★)ウエスタ神殿都市国[ウエスタ教国]‥前述

(1)メレダ王国
島の南東部を領する王国で首都はレギナ。5英雄の一人、「赤髪の荒獅子」と渾名された英雄戦士シルヴァビルヒを始祖とする
古い歴史を持つ大国であり、傘下に4つの自治公国(盟邦)を有する。
現国王アマルカスは善良だが優柔不断な人物。成人した二人の王子と14歳になる一人娘、アトルフィス(アトル)がいる。
アトルは「星の巫女」として、9歳のときより闇の宝珠[ダークストン]を浄化する努めにある。
現在も左の大腿部にステラ=アンクルを保持している。
王国東部のセベル湾には島で最も大きな港街フリストがあり大陸貿易の要となっている。
ソルヴィア帝国はかねてより、メレダ国に対して通商の拡大と関税の軽減を求めていた。
これは決して悪い話ではなく、ヴェスタリアの国々にとってもうまみのある話なのだが
大陸貿易の利益独占を継続したいフリスト公爵の反対により国王は決定できずにいた=幕末の江戸幕府みたいな?

大陸暦(セルロン第一王朝成立を元年とする大陸共通暦)1023年。(以後Sn****と記す)
通商交渉のためフリストに入港した皇帝の勅使が、ガレー船もろとも焼き殺されるという事件がおきる。
メレダ側は盗賊の仕業だとして侘びを入れたが、生き残った船員の報告で、襲撃したのは正規の兵士だとわかり、
皇帝は激怒、その後、数回の交渉を経ても、メレダ側から明確な返答を得られず、ソルヴィアはついにメレダに宣戦布告した。
翌年のSn1024、帝国皇帝マンネウスは名将ポンペイウスを総指揮官として2個軍団、16000名の遠征軍をヴェスタリアに派遣した。
遠征目的は暴虐不遜なメレダ王を懲罰するためであり、メレダ国民や他の王国には危害を加えないと宣言し、
また遠征の半年前には、謀略に長けた魔導師バレリウスを密かに潜入させ、かく乱工作をさせるという念の入れよう
これに対してヴェスタリア側は、メレダの応援要請に対して、いちおう対帝国同盟協定はなったものの、
決して一枚岩ではなく、各国の動員の遅れなどもあって、帝国軍に行動の自由を許した。
1024-5、島の南東の小島、クワイリ島に上陸した帝国軍は、その地に強固な要塞を建築し、足場を固めるのに成功した。

1024-9、フリスト公国に侵攻を始めた帝国軍に対し、(フリスト公の愚行[襲撃]を知った)同盟国軍の多くは様子見をきめこみ傍観、
当事国のメレダのみは自国の都市が奪われるのを座視できず、総兵力一万を動員して国王自らが出陣した。
しかしアイアースの巧みな戦術と、同盟軍の裏切り(援軍の約束を反故)により、緒戦においてメレダは大敗。
国王とともに総指揮官であったレデッサ公爵と二人の王子も戦死した。

敗走したメレダ軍は、王都レギナに撤退、レデッサ公爵の息子、ゼクスリアスが代理指揮官となり、徹底抗戦の構えを見せたが
同盟諸国はこの状況に慌てふためいて自国に撤退。これにより対帝国同盟協定は、もろくも崩壊したのである。1024-11

(注)ウエスタは現世の争いには一切関与しない。これは過去600年の間守られ続けてきたウエスタの教え。
今回も一切の関与はしていない。ウダガルの力はあまりにも大きく、関与することでの災いを恐れたのである。

(1)メレダ王国[続き]
訂正。帝国軍は1軍団6000名なので遠征軍は2個軍団12000人ですね。これに対してメレダ側は農民市民をかき集めて一万弱。
自国内の戦いであるとしても苦戦は予想されましたが、同盟軍2万が参戦する確約をしていたので開戦に踏み切った。
ところが彼らには皆「勝てそうなら参戦しょう」という腹積もりだったので、アイアースの迅速な突破攻撃になすすべもなく、
また徴兵された農民市民は戦意も低くて(当然ですが)、蜘蛛の子を散らすように逃げ去りました。
王の側近で王国軍指揮官であったレデッサ公爵は有能な武人でしたが、彼以外の諸侯は帝国に恐れをなして戦う前から戦意喪失。
特に事の発端となったフリスト公爵などは、病気と称して他国に逃亡する始末、これでは勝てるはずがない。

1024-11 王都に迫り来る帝国軍を前にして、ゼクス指揮下のメレダ軍はわずか2000人程度。戦意は高いものの多くは傷つき
そう長くは持ちこたえられそうにない。ポンペイスからは降伏を促す文書も届いているが、その条件は王女アトルフィスを
人質として差し出す事と、王国の東半分を割譲すること。
王族で残っているのはもはやアトル一人。彼女を差し出すなどとても受け入れられる条件ではない。
戦死した王はゼクスを見込み、王女アトルが成人(16歳)したのちは、妻とするよう命じていた。
アトルは子供心ながら、この容姿端麗で、優しく誠実、王国第一の武勇を誇り国民からも愛される、ゼクスリアスが大好きだった。
歳は一回りも年長だが、彼の妻にという父王の言葉は嬉しかったし、誇りにも思っている。
ゼクスにとっては、アトルフィスは、忠誠をささげるべき王国の、唯一の後継者であり、
王国の未来にとって絶対に必要な存在。命に代えても守るべき対象であるということだ。女性として見ているわけではない。

ゼクスは年の離れた弟、ゼイドリース(ゼイド/16)に、アトルを守って彼らの姉が嫁いでいるベネキア国へ逃れるよう命じた。
ゼイドは兄の命に従い(内心は兄と共に最後まで戦いたかったのだが)、アトルを伴って南方の港湾都市フラルから、
島の南東部にある巨大商業都市ベネキアへと旅立った。率いる騎士は30名程度、いずれも傷つき疲れ果てていた。

1025-1 ゼイドのガレー船は深い霧の中、ベネキアへ入港する。
メレダとベネキアは友好国であり、国旗と友好を示す旗を掲げての
入港であつたがベネキア船に拿捕され、ゼイド一人が総督官邸に連行された。
ベネキア総督(貴族たちにより選出される任期2年の共和国元首)、リットン伯爵はゼイドをみて驚くと同時に深く詫び、
拿捕した船の解放と乗員の自由行動を命令した後、ゼイドを自邸に招いて、妻ベアトリクスを喜ばせた。

翌日、リットンは共和国の元老院議会を臨時召集し、次のような演説をした。(省略)

【制作資料】
このマッブの左下緑枠内が、序盤のトレーニングマップとなるベネキア共和国のイメージですね。
右下にベネキア(首都)、その左に港街エルサ(ピサ)、その上に山村ルッカ、エルサの左に炭鉱都市テーベがあります。
そしてテーベの北にガラリア山賊の本拠、ガラリアがあります。ここは廃墟となった古代遺跡に手を加えて山塞としたもの。
実際のマップでは、これを2章に分けて使います。最初は山賊に支配されたエルサ市の奪回と同時に包囲されているルッカの救出。
ルッカでは同盟軍として3,4人のユニットが加入します。
2章では、重要キャラであるアーデルハイト(アリシャ)にまつわる話と、ガラリア攻略時に重要人物バレリウスが登場します。
詳しくは、後に制作資料として、提出します。


【ヴェスタリア世界のお約束】
貨幣単位:デナリス(D)、これはローマのデナリウス金貨をもじったもの。
現在中東などで使われているディナール(BSもここから)も、ローマのデナリウスから変化したもの。
では1Dがどの程度の価値かというと、それは野暮な質問です。
現代の経済価値と比べても何の意味もないし、また最終的にはゲームバランスが決すること。
Dは川蝉亭のメシより安いのか?などというのは果てしなく愚問です(笑)
金貨~枚、というような表現は、金貨一枚が1Dを示します。
距離単位:ヤーグ(y)、1ヤーグは1.6m。1000yが1マルス(m)=ヤード、マイルを借用してます。
重量単位:ベルド(P)、1ペルドは0.5kg。1000Pが1ノトン(n)=以下省略

ゲーム中におけるユニットとは、1ユニットで100人というような概念ではありません。
たとえば戦争映画を見たとき、実際には何万人もの人が戦っていても、物語上に現れるのは数十人ですよね。
私のSRPGも、そのような概念で制作しています。BSのイベントなどを見るとわかるように、実際には大勢の兵士がリース軍で
戦っています。今作でも、たとえば初期のゼイドに従う騎士、兵士は30名ほどいますが、実際にユニットとして現れるのは
3名ということになります。

民家:現在のツールは暗黒竜仕様ですが、民家に関してはTS仕様が必要ですね。情報を聞いたかどうか分からないので、
再度訪問して手数を消耗したりする。こういったことがおきない様、屋根の色を変えるとか、扉を開閉するとか、
何らかの処置が必要です。TSのように再訪問を禁止することも検討してよいと思います。トビ違いですが忘れぬうちに

[余談]
このノートで語られる世界設定は、ゲームの中で説明することを前提としていない。
プレイヤーにすべてを見せる必要はないし、関心のない人にはプレイの邪魔になるだけだ。
それならなぜこんなにこまごまと綴るのかといえば、それこそが「世界の厚み」だからである。
たとえばこれから各国の詳細を語ってゆくが、それは各々独立した出来事であって、一部の主人公ゼイトとはなんら関係はない。
しかし、これらのゲームでは使わないかもしれない設定が、複雑に絡み合い、ゼイドの行方に少なからぬ影響を及ぼしてゆく。
TSのセネトやティーエもそうなのだが、先に彼らの物語があって、リユナンが複雑に絡んでゆくことで、一つの歴史が完結した。
この物語についても同じ、現在書いている自分さえ、まだ全体像は見えていない。歴史とはそういうもので、だからこそ面白いのだと思っている。

余談ついでに。例えば過去作の**。これについても、ゲームで語っていることは、全体像のごく一部でしかない。
あれは商業作品として「手放した」ものであるから、今更そういった話を持ち出すつもりはないが、大陸のすべての国について同時並行的に物語を構築した。
それは膨大なものであるが、今でも細部にわたって覚えているし、またそうでなければ、****のような深みのあるキャラは生まれなかったと、
今更ながらに自負している。このトビはテキスト編集をしてもらうライターさんへ向けてのメッセージであるが、
「自分自身が、(執筆しながら)、感動し、奮い立ち、涙すること」ができなければ、読者は恐らく、何一つ感動を得られないだろう。
私は本職の物書きではないが、創作とはそういうモノだと思っている。

【アトルフィスについての補足】
先にも述べたように、メレダの王女アトルフィスは、9歳で星の巫女に選ばれ、ウエスタ神殿に入った。
それから5年間、ウエスタの『聖環の塔』で、幼い日々を過ごした。巫女は神殿に入ると外界からの情報を一切遮断される。
邪念なく祈り続けることで、浄化が早まるからだ。しかし唯一の例外として、肉親に不幸があれば見舞いのために祖国へ帰される。

アトルは14歳になるとすぐに、母親の危篤を知らされた。
教母の許しを得て帰国し、2か月余の間看病し続けたが、その甲斐なく病没。
その時、心の支えになってくれたのがゼクスであり、父から将来のこと(巫女から解放され現世にもどればゼクスの妻になる)を聞かされたのも母が没した直後である。
本来ならば葬儀の後すぐに神殿に戻るべきであったが、帝国軍との戦いが起こり、父親が戦死。
ゼクスは「ただちに神殿にお戻りを!王女には最も安全な場所だ」と説得したが、神殿に戻れば再び外界とは遮断され、国の行方もゼクスの安否もわからない。
何よりゼクスのそばを離れることがアトルには不安だった。
困り抜いたゼクスは「では我が弟ゼイドとともに、ベネキアでお待ちください。私も後から必ずまいります」と説得し、ようやく送り出したのである。

ゼイドはアトルとほとんど面識がなかった。彼は兄とは違い、領地であるレデッサで暮らしており、王都に来たのは会戦の数日前である。
平時なら、王女は雲の上の存在であり、視線を合わすことすら気遣う相手。それが突然、兄からの命令で、はるか西方のベネキアまで共に落ちろという。
アトルは2歳年下の14歳。兄の許婚者で、慕っているのもうすうすわかる。若きゼイドにとっては、どう扱ってよいのかも
わからない。ベネキアへ向かうガレー船内でも、ゼイドは結局、一言の言葉も交わせなかった。

リットン伯は議会で「歴戦の勇者」とゼイド紹介したが、実際のところ、彼に実戦の経験はない。
会戦に参加したくて父親の元を訪れたが、激しく叱責され、城に残された。無論、部下とていない。
敗走兵を取りまとめてゼクスが城に戻った翌日に、30名の騎士を預けられてアトルの守護を命じられただけである。
実戦経験こそないが、ゼイドの剣の腕前は、それを教えたゼクスでさえ、ときに舌を巻く。
ゼイドならば、王女を守ってくれるだろう。歳の離れた兄弟ではあるが、2人は強い絆で結ばれていた。
「二人で力を合わせ、王国を再興するのだ」兄ゼクスの、最後の言葉である。

(2)ベネキア共和国

ヴェスタリア島南西部に巨大な城塞都市をもつ都市国家である(モデルはいうまでもなくヴネチア)
全住民10万のうち、1000人ほどいる貴族階級による、寡頭共和制体である。
都市の中央部に、多くの立派な建物が並び立つ、政治の中枢部がある。
ここには総督(元首)公邸、元老院議事堂、共和国守備隊本部(公安警察)外交部などの各省庁があり、原則としてその資格を持つ帰属しか
立ち入ることはできない。
常備軍となる国軍はこの国には存在しない。金銭で契約した「傭兵軍」が、総督の直轄として都市の防衛にあたる。
現在はヴィルドヴァイスという傭兵隊長が率いる1000名ほどの傭兵軍が、首都の防衛に当たっている。
共和国元首たる総督は、2年に一度、貴族たちの互選によって選ばれる。
最初に全資格者1000名から120名を選び、さらにその120名が15名を選び、その15名が3名を選び、最後にその3名の互選により
総督が選出されるという念の入れよう。このとき選ばれなかった2名は、副総督となる。
この複雑なシステムは、かつてこの国が僭主独裁者によって支配され、長い混乱と圧政の苦しみを味わったからである。

この国の起源は古い。かつてマグルの恐怖政治の時代、その魔手から逃れようとして、少数の人々が安住の地を求めさまよった。
当時、マグルの王宮は、現在のウエスタ神殿の位置にあった。
人々は逃げ惑ううちに、そこから最も離れた、当時は「干潟」と「沼」しかなかった、このベネキア地方に逃れつき、
さらに奥に分け入り、干拓し、埋め立てて、いわば人口の離れ島のような、陸地を生み出した。
人々はここで細々と生活を営み、苦難の中で、百数十年を過ごす。そして、ウエスタの軍勢に見出されたときは、
一万をも越す人々が、互いに助けあい、暮らしていた。貧しくみすぼらしくはあったが、彼らには自由と自立の精神があり、
一定の制限はあるものの、住民自治による民主制は深く根付いていた。

この地を発見し、周辺の魔獣を駆逐し、人々を日の光の下に導き出した人物こそ、5英雄のひとりである神官戦士セディカ。
彼女は人々に請われて、この地に37年間とどまり、街の発展に尽くした。
そして、3人の子供(夫はベネキアの指導者の一人)をなし、夫の死(老衰)と同時に、ウダガルの誓約に従い、姿を消したのである。

この子供たちの子孫が、現在ベネキア貴族の中枢をなす3つの有力家系となり、現総督、リットンもその一人である。
リットンは34歳。もともとは技術者になることを夢見ていたが、彼の家系はそれを許さず、25歳で父のあとを継ぎ元老院議員となった。
彼は22歳で貴族が学ぶ高等学校(今で言う大学院)を卒業すると、旅に出た。
政治に携わる以上は、世界を知らなければならないという思いから、3年間にわたり、セルロン大陸と、ヴェスタリアの各地を
訪問したのである。

そのとき訪れた、メレダのレデッサ公国で、一人の美しい少女とめぐり合う。レデッサの公女ベアトリス、
二人の想いが通じるのに、そう長い時間はかからなかった。リットンは半年間滞在し、
自分が帰国しだい、ベアトリスをベネキアに迎えたいと、何度も何度も懇願し、その熱意に根負けしたレデッサ公は二人の婚姻を許した。
1015年の春、二人は王都レギナで、国王列席の下、盛大な挙式を行った。リットン24歳、ベアトリス18歳であった。
その翌年、二人の間にはかわいい女児が誕生、名をニーナという。

そして、三人の幸せなときは瞬く間に過ぎ、8年後の1023年、リットンは若干33歳で総督に選ばれる。
妻ベアトリス、27歳。一人娘のニーナは9歳となり、大地の巫女に選ばれた。
それはヴェスタリア人にとってこの上もなく名誉なことであり、また避けえぬこととは知っていても、
二人にとって、辛く、悲しい知らせだった。
猶予は一年。それまでにできうる限りの愛を‥
ニーナの愛らしい笑顔を見つめながら、二人は、肩を寄せ合い、想いを沈めた。
ゼイドが亡命する、一年前の、出来事である。

ベネキア(続き)
ベネキアの経済基盤は「貿易」にある。メレダが東方のセルロン諸国帝国を主たる貿易国にしているのに対し、
ベネキアは南方にある諸島国家や、さらに遠方のトルキアまで大型ガレーを派遣して、ヴェスタリアでは入手できない
付加価値の高い交易品を得ることで莫大な収益を上げている。

前述したように、ベネキアは単一の都市を基盤とする「都市国家」である。
しかし、近年においては人口の膨張と、経済的理由から、周辺地域の開発・編入が進み、
西方にある港街エルサもまた、元は小さな漁村だったものをベネキアの外港として、整備発展させた。
これは、ベネキアの大港湾が、警備上の理由から他国の船の入港を制限しているためであり、
他国からベネキアを訪れる民間人は、一度エルサに入港してから、東に向かう街道を経由して、城砦都市の門をくぐる。
エルサは庶民の町であり、ベネキアから派遣されている行政官(市長)を含めても、貴族は少数である。
異国から来た商人たちも多数住む。この街独特の穏やかでエキゾチックな雰囲気は、他の町には見られない特色となっている。

[例テキスト]2章OPで分岐挿入。ゼイドとアトリフィスの会話[TSのカトリ+ゼノ会話のような=二人の関係を示す]

アトル ゼイド公子
この港町はとてもステキね
まるでフラルの海を見ているよう…(以下略)

[1章のマップについて(構想中)]
これはまだ思案中(全章の割り振り=長さ)であるのですが、現在の一章の要素の多さから見て、マップサイズはかなり大きくとる必要があります。
ですから、この章の前に、もうひとつ、それこそトレーニング用に、小さなエピソード
(たとえばゼイドが祖国から逃れるため自国の港に落ち延びる一本道で、[落ち武者狩り]的な、盗賊団に遭遇するなど)を「序章」として、挿入することも検討しています>

このマップ(一章)のイメージをもう少し説明すると(下の三歳児が書いたようなラクガキ参照)
プレイヤは、マップの右中央やや下あたりから登場します。これは、ベネキアからの出陣(大きな街道があります)を意味します。
初期ユニットは別にキャラリストを設定しますが、とりあえずは使える兵種ということで、
ロード1、馬騎士1、弓兵1、アーマー2 ということにいたしましょう。[ブログ参照]
街道の先、マップの左下に、港街エルサがあります。イメージは現在のものであってます。もう少し民家を増やしにぎやかで
よいかもしれません。TSの4章当たり「自由都市セネー」のような、感じですね。
ここに、ボスと山賊など4-5u(ユニット)程度、待機状態で設定します。(防衛用)
これとは別に3つの敵集団があります。
①ルッカ攻撃隊。上の土色四角あたりがルッカの村です。民家(わらぶき屋根風)が点在してます。
山賊団は、ルッカを襲撃するため、6u程度が山の間に待機、あるいは進撃しています。
2tはじめにイベントがおき、別に設定される「同盟軍」(弓1、斧2、神官1)が出撃します。[ブログ参照]
----------------------テキスト
[村長]よし、手はずどおり、男たちは村の防備を固め女や子供たちは戦いが終わるまで教会に隠れておれ
[青年]村長、俺たちだけじゃとても勝ち目はねえぜ。ここはベネキアまで逃げたほうがいいんじゃ‥
[村長]馬鹿を言うな!女や子供の足じゃとても逃げ切れんぞ。それに、もし捕らえられたりしたらどんなひどい目にあうか‥
[デューン]村長の言われるとおりです。ここは僕たちの村なんだ。たとえ無理でも僕達自身で守るしかないんです
[ジャン]俺もポールの意見に賛成だな。ここでしり込みする奴は男じゃねえ。村長、任せてください。村は俺たちが必ず守ります
[アリシャ(ブログではリリア)]デューン、ジャン。無理はしないでね。もし傷を受けたらすぐに戻ってください。私が癒しの術を施しますから
[ジャン]いや、シスターは村から出ないほうがいい。きみにもしものことがあれば大変だから…
[アリシャ]でも‥(以下略)

【リヴェル王国】
満天の星の夜、壮大な宮城のベランダに、二人の子供らしき影が見える
一人は12、3歳の少年
もう一人は、9歳くらいの幼い少女
少年は、少女を守るように、肩に手を置き、ただ無言で、夜空を見上げている
少女がぽつりと言う
「にいさま わたし おおきくなったら にいさまの およめさまになるの」
「え?‥‥」
少年は驚いて視線を落とす
「いいでしょう?」
少女もまた 首を大きく傾けて 少年を仰ぎ見た
照れているのか ほほが真っ赤にそまってる
「はは‥ アリスは子供だなあ 
僕たちは兄妹なんだ
そんなこと できるわけがない」
「そんなのうそ!
にいさまとわたし
本当の兄妹じゃないもの!」
「どうして?
アリスとは出会ってまだ一年だけど
僕たちは 兄妹だよ 
だから一緒に暮らしてるんだ」
「だけどルキウス兄さまが‥
フイルにいさまは アカの他人だって
お父様の 本当の子供じゃないって‥」

「‥‥そうか‥ 兄上がそんなことを‥」
「ちがうの?」
「いや‥ルキウス兄上がそう言われるのなら
たぶんそうなのだろう‥」
「どうしたの?フイルにいさま?‥」
(フイルはただ黙って星を見上げている。その悲しげな様子にアリスは驚き、涙が溢れる)
「わたし 嬉しかったの!
フイルにいさまが 
本当のにいさまじゃなくて 
わたし 嬉しかったの!
だから‥ だから‥‥」
(フイルの腰にしがみついて泣きじゃくる。フイルは腰をかがめてやさしく頭に触れる)
「・・・アリスは泣き虫だな
そんなことで太陽の巫女が務まるのか?」
「うっ‥うっ‥」
「君はもうすぐ巫女の神殿に行く」
そしたらしばらくは会えないかも知れない
だけどこれだけは覚えていてほしい」
「うん‥」
「アリスは城で一人孤独だった僕を
いつも暖かく包んでくれた
君は僕にとっても太陽なんだ」
「‥‥」
「だから、たとえどんなに遠くにいても
君のことは 忘れない
アリスは 僕の大切な いもうとだから‥」

島の北西部にリヴェルという強国がある。
80年ほど前に、当時大陸で最も巨大だったレスティア王国から長い抗争のすえに分離独立した。
事の発端は兄弟による権力争いだったが、これに他の国々も関与して泥沼の戦いとなり、
ウエスタの調停によって、国を二つに分かつことになった。
しかしそれ以降も、両国は国境争いなどで絶えず紛争を繰り返し、その結果として、リヴェルとレスティアの両国は
他のヴェスタリア諸国より強大な軍事力を保持するにいたる。

3代前の王ジムスンドは極めて武断的な王であり、その在位中に何どもレスティアを打ち破り、
その結果、領土を3割ほど広げたのだが、2代前の王、シュラルは文人肌で気が優しく、レスティアに譲歩を重ねて
ジムスンド王が得た領土を全て返却した。

シュラルは王子時代(といっても30歳を越えている)、ある一人の女性に恋をした。城に出いりする商人の娘で、名をマテルダという。
二人は深く愛し合い密かに息子をもうけた。
しかし、シュラルは父王の命令により政略結婚をさせられた、有力貴族の妻がいた。
このことが父に知られれば、シュラルはもちろん、マテルダ親子にどのような災いが降りかかる矢もしれない。
二人はこのことを隠し通した。王子は父である商人の家で育ち、この秘密は二人と商人以外、誰も知らない。
少年が12歳になったとき、流行病で母マテルダとその父が病死した。
すでに王位を継ぎ、正妻も亡くしていたシュラル王は、自身も病床にあるゆえか、マテルダ親子への罪滅ぼしのためか、
マテルダの息子フイルを、自分の庶子として城に迎え入れ、王国全土にその事実を告知したのである。

だがその2ヵ月後にシュラル王は倒れ、現国王であるルキアスが、若干19歳で即位した。
(チャットが入ったので一旦きります)

だがその5ヵ月後にシュラル王は倒れ、現国王であるルキアスが、若干19歳で即位した。
Sc1020(大陸暦1020年)7月のことである。

ルキアスはその母親に似て、幼いころより冷淡で自我が強く偏執的なところがあり、成長するに連れてますます益々その傾向が強くなっていった。
それに比して、10歳違いの妹アーデルハイト(アリシャ/アリス)は、父親に似て心優しくけなげな性格。

アリシャは幼いころから時に暴力を振るう兄を恐れていた。精神的な病を患っていた実母とも5歳のときに死別した。
昨年夏にはやさしかった父までが病に伏し、寂しさの中で迎えた8歳の誕生日の夜にフイルという名の少年と出会った。(20/2)
病床の父から「母親違いの兄」だと紹介され、「よろしく」と微笑みかけてくれたあのときのこと、今でもはっきり覚えてる。
アリシャの心の中は、それまでに感じたことが無い、不思議な気持ちでいっぱいになった。
暖かくて、優しくて、嬉しくて、なきたくなるほど、満たされた気持ちでいっぱいになった。
少女にとって、それは初めての経験だった。

それ以来、二人は急速に親しくなった。
城内には知るものもなく、父親は病床にあり、兄のルキウスは視線を合わそうともしない。
たまに顔を合わせても、ばかにしたように無視するか、薄ら笑いを浮かべるか、厳しい視線で睨み返すだけだ。

城に詰める臣下たちも、ルキウスを恐れて同様の態度を取るか、あるいは困ったように愛想笑いを浮かべるだけ
そんな中で、アリシャだけは、侍女たちの言葉にも耳を貸さずに、フイルの後を追い続けた。

そして5ヵ月後、父王は病没し、ルキアスが第7代のリヴェル王となる。
それから半年ほどは、ルキウスも即位の儀式に忙殺され、フイルにかまうこともなかったが、暮れ頃になると、
彼に対する敵意が、次第に明らかになってきた。
有力領主の中には、ルキウスの性格を危ぶむものが多い。
とりあえずは即位を認めたが、模擬試合などで誠実、実直、騎士としての能力にも長けたフイルの存在を知るにつけ、
彼を支持する声が、少しずつではあるが、確実に広がりつつある。実際に彼に意を通ずる領主、騎士たちも現れつつあった。

フイルはすでに決心していた。来月になればアリシャは太陽の巫女として、ウエスタ神殿に赴く。
そうすれば、ルキアスの手から逃れられるし、自分が守ってやる必要も無くなる。この国にいる理由は、何も無い。
とどまればルキウスの刺客によって命を奪われるか、内戦を引き起こして多くの民を苦しめるだけだ。

自分は王位などに関心は無く、ただ亡くなった母のために、父親の最期を看取るため、城を訪れただけなのだ。
だがその中で、アリシャを見つめるルキウスの目に、異様な狂気を感じ取り、ただ彼女を守りたい一身で、城にとどまった。
だが、もうその必要は無い。子供の頃から憧れていた、冒険者として世界を旅する夢を実現するときだ。

Sc2021、2月。フイルはアリシャをウエスタ神殿に送り届けると、そのままメレダのフロスト港に渡り、大陸行きのガレーに乗り込んだ
このときフイル13歳。
その腰には亡き父親から託された唯一の形見「ラギリスの聖剣」が、人目を避けるように、鈍く輝いていた。
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