世界観の補足

○すべての国家がラズベリアを起源としている訳ではない。ヴェリア王国はラズベリア帝国から逃れてきた人々が建国したものだが、大陸西部(現在ベルウィック同盟を構成している国々が存在する地域)には、もともと多くの(後進的な)国や部族があった。ヴェリア王国の誕生とその領土拡張に伴い、征服されたり、同盟(従属)関係に入っただけであり、この記述は誤りである。
(領土を拡大した中世の大英帝国をイメージしていただきたい。イングランドに侵入したノルマン人が、後にはウェールズやスコットランド・アイルランドを支配して大帝国を築くが、これらの国々が皆ノルマン人(文化)を起源としているわけではない。)

○ラズヘリア帝国の滅亡は、東方からの蛮族侵入と奴隷民の反乱によるもの。(これには複雑な社会的背景が絡むがここでは省略)歴史的には公知の事実でありこの世界においては謎ではない。現ラーズ帝国の皇室は、このとき侵入した東方蛮族の王の末裔であり、文化や言語はより高度であったラズベリア文化が継承されることになったが、その歴史的経緯が忘れ去れたわけではない。ゲルマン民族の侵入によって滅亡した西ローマ帝国と、その後に興ったフランク王国、あるいは神聖ローマ帝国をイメージしていただきたい。ラーズ教団のモデルはカソリックで、ヴェリアは分離・改革派(プロテスタント)をイメージしている←宗教戦争の側面。

○ラーズ帝国の恐怖政治←皇帝による専制政治、教団による思想面での支配はあったが極端な恐怖政治体制が敷かれていた訳ではない。(それはラズベリア帝国時代の話)。イメージとしてはイスラム教国であった中世のトルコ帝国程度のものであり、階級社会ではあったが奴隷民以外は国家を愛し忠誠を誓っていた。政治体制が特に酷いわけではなく500年間安定して繁栄を続けている。(bsは歴史ドラマであり、勧善懲悪物ではない。これはテーマ性も係わることなので重要)

○殺されて食われてしまう←これは言いすぎ。それほど無知ではない。改宗を拒めばひどい拷問を受けて殺される程度のニュアンス。中世カソリックによる魔女狩、異端審判のイメージ。

○果てしの無い聖戦を続けていた→ニユアンスが違う。聖戦という名の下に、果てしの無い戦いを続けていた。今の表記では、聖戦を肯定することになる。

○ベルウィック同盟→名前の起源は、ベール海に浮かぶ孤島、ベルウィック島にある古代の神殿に同盟諸国の誓約書が奉納されていることによる。この島はヴェリア王国の直轄地であり、現在は政治犯を収容する流刑地としても使用されている。このエピソードは古代ギリシャのデロス同盟(対ペルシャ同盟)をモデルにしている。ゆえに、ラズベリア大陸西部地方にベルィックという地名があるのではなく、ベルウィック同盟の国々がある地域(大陸西部)を総称して、一般にベルウィック(同盟諸国)と呼ぶのである。

○ルボウ司教←大司教ではない。ヴェリア教団は(巫女を名目的な盟主として)4人の司教が合議制で運営する体制である。ゲーム開始時においてルボウ以外の三名は国王とともに出陣して戦死しており、この時点ではルボウが唯一の指導者となっている。

○レイア王国はペシル・イシスとともに東部3国と呼ばれており、ヴェリア女神を信仰するベルウィック同盟の一員であったが、イシスの敗戦によって帝国に占領されその配下となる。内乱時(血の8年間)において反乱軍の中心となったことから先王モルディアスはこれらの国々に徹底した弾圧を行った。そのため、イシスの戦いではこれらの地方に住む多くの人々が帝国に加担して、同盟が敗北する大きな要因になったと言われている。(レイア王の孫であるゼフロスが反乱を画策したとも)

○原稿では、レイア・ペシル・イシスの扱いが異なっているが、この3国は、最初は同盟国であり、イシスの戦いの後、帝国の傘下に入ったということで、多少の違いはあっても、基本的には同じ経緯を踏んでいる。ゆえに、レイア・ペシル・イシスの3国は、後に帝国側に同調として表記すべきである。また同盟から離反したのは、レイア・ペシル・イシス・リアナ・ボルニア・セレニア他となる。
○ゼフロス将軍をペシル出身と言い切るのは誤り。彼は幼いころにレイアで囚われた孤児と偽っている。あえて表記するのならレイア出身としてほしい。彼が竜騎士であるのはペシル出身だからではなく、奴隷兵士だったときに帝国の竜騎兵だったことによる。同盟軍ではペシル王国が竜騎士の国として有名だが、帝国にも飛竜の産地はあり、いくつかの竜騎士軍団を擁している。

○ペシルの国王ハーメル。この国王の名は先のヴェリア王と同名であり混乱するので、ふれないようにしていただきたい。「ペシル王国の国王は…/あるいはペシル王は…」程度で十分。

○アルマキスの破壊活動。別に破壊活動はしていない。工作を行っている。あるいは暗躍している程度の表現に。

○人物相関図→リアナは王国でありリアナ公では無くてリアナ王。バンミリオンとカテリーナが親子のような錯覚をする。巫女がハーメルと言うのは誤記。ラスプーチェは司教、7章までには出てこない。

○帝国が支配階級と奴隷というのは誤り。奴隷はあくまで、金で買われた者達や異教徒たちであって、国家を形成する大多数は(封建制度における)自由な国民である。ラーズ帝国は古代ラズベリア帝国から進化した封建社会であり、政治体制そのものが悪というわけではない。現皇帝クレイマンも温和で聡明な君主であり、一般の国民にとっては住みやすい良い国なのである。この点は先にも言ったように、テーマとして非常に重要なので誤解の無いようにしていただきたい。(戦争こそが悪なのであって、どちらか一方が悪いという表現はしていない。ただし悪人はいる。帝国にも同盟にも…)
そもそも、この戦いの契機となったのは、モルディアスが帝国に攻め込み多くの人々を虐殺したからであって(モルディアスは606年から同盟軍の総力を挙げて帝国に攻め込んでいる。610年には帝都ベオグラード近くまで進撃したが、このときもゼフロス将軍の巧妙な作戦によって敗退し撤退のやむなきに至った。だがこの6年間の戦争で同盟軍は聖戦の名の下に(かつての十字軍のような)残虐行為を繰り返し、それがラーズ国民の怒りとなって、ヴェリアへの報復を唱えるウルバヌスの台頭を許した。)。これらはエンディングにも関わる重要なテーマである。今作での悪は、宗教的狂信者たちと、私利私欲におぼれる悪党たちだけだと思っていただきたい。

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何のために書いたのかは不明ですが内容的に面白かったので。
なんか偉そうなことをほざいてますが制作直後の高揚感ですね。反省してます笑

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